8月も下旬ですね。 まだ移動はしていないけれど、小さな夏休みが完了しました。 ずいぶん前から手元にあって、読むタイミングがなかったこの本を読んだおかげで、思いっきり清々しい、充実した夏休みのように感じられました。 心が動くって、いいものですね。 この著者のまっすぐさ、誠実さが伝わってくる文章からも、自然の力にも似た美しさを感じました。 この方のスケールや意志の大きさ、強さにはまったく及ばないですが、遠い昔に、何の伝手もなく、海の向こうへ渡った自分の経験とも通じる部分があって、ところどころその気持ちがすごくわかって、共感できました。心が揺さぶられました。 ![]() 文庫版のあとがきの冒頭、「あの日、未知の世界へ一歩踏み出した自分自身に「ありがとう」と言いたい。」と、ありました。 それはまったく同感で、自分の場合は、「なんでフランスに行くことになったのか」「やっぱりやめようかな...」と、成田空港に向かう電車の中でも、心細さに圧倒されて帰りたくなったことを覚えています。 現地についても、転んだり、壁にぶつかったりがたくさんあって、最後に、いくつかの扉を開けることができた。本当に、あの時の自分に「ありがとう」と、心から言いたい。 あの時、勇気を持てたことに、何があっても前へ進んだことに、とても感謝しています。 著者の大竹さんは、初志を貫き、写真家として素晴らしい写真をたくさん撮られているようで、調べてみると、(わが家の)すぐご近所の出版社からいくつもの本を出されているようでした。こんど、買いに行ってみようと思います。 それにしても、写真というのは、撮っている人を映し出すものでもあるのですね。文庫版の最後にあった野生のバラの写真にも心が動きました。撮った人の感情がつたわる写真っていいなあ。です。 そして、『VOYAGE : 旅する紅茶』で休憩! この小さな夏休みのおかげで、自分も初心を思い出し、ここまで来ることができた時間に大きく大きく感謝して、よりしっかりと、楽しくやらないと!と、気持ちも膨らみました。 ![]() さて、移動する夏休みの計画も、そろそろ考えないと。 Bon week-end ! どうぞ、心地よいお茶の時間をお楽しみください。
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| 2025-08-23 10:00
| フランス紅茶
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