気がつけば、6月頃からけっこうお疲れだったようで、夏も真ん中あたりまで来たところで。 すごく期待していたわけではないけれど、ものすごーく素晴らしく、期待以上だった映画に、しみじみと癒された『Jane par Charlotte : ジェーンとシャルロット』でした。 フランス映画をみると、懐かしい、久しぶりの友人にあったようにホッとします。ラクになる。楽しくなって、自由が戻ってきたように思えます。 シャルロット・ゲンズブールは、とくに意識する人ではなかったけれど、このフィルムでとても好きに身近に思えるようになりました。 フィルムの絵も素敵で、本当に、目にも心にもすべてが沁みてくる。 3年もあの景色を見ていないのだから、やっぱり早く行って思いっきり深呼吸したくなる....想いに駆られました。 ひと昔前の有名な写真家が、初めてパリへ撮影旅行に行った際の感想の抜粋が、彼の写真集に書かれていました。 約70年前のこと。 ------------- 来てよかったと思った。 何より人間が大人で気持ちがよい。 言葉が通じなくても、からだに何かが感じられる。 ------------- ![]() これを見つけた時は、すごく嬉しくなりました。 そう、人間が大人で気持ちがいいんです。 フランスは....これに尽きるかな。 さて、朝の早めの時間には、暑すぎなくて、けっこう歩ける日もあるので、久しぶりに小さな方の倉庫へ行ってきました。 相変わらずの荷物の量(減っていない...)でしたけど、いくつか古い資料が見つかって、整理しつつ持って帰ってくると、「THÉ, CAFÉ & CHOCOLAT」という、お茶とコーヒーとショコラがテーマの雑誌の創刊号でした。 あいにく数号で廃刊されたので、今や貴重な2002年版には、あの、ギイ・マルタンが!、お茶やコーヒー、ショコラを使ったレシピを提供しているページまでありました。 ![]() お料理の1つは、SAINT-PIERRE (お魚:マトウダイ)のフィレのムニエルに、貝のエキスにお茶を加えたソースのアスパラガス添えでした。 ソースに使ったお茶は、アールグレイ。タイムやローリエ、エシャロットなども使われた爽やかなお料理には、柑橘の香りのアールグレイが合うのですね。思わず食べてみたくなりました。 こういうヒントをもとに、お魚お料理に、アールグレイを合わせるのも楽しそうです。 デザートのサバイヨンには、緑茶を使って。 少しだけグリーンに色づくクリームも美味しそうでした。 3年半も閉じこもっていると、目に入るものも飽きてきて、窮屈に感じることが増えつつありましたけれど、こうやって、好きなものや、かっこいいもの、美しいもの、綺麗な言葉、知性や哲学、やさしくて素敵ないろいろに触れられると、大きく気分転換できることにも気がつきました。 自分の好きな世界をいつでも整えて、磨いていくのが、大切。と、1年以上、見聞を広めて、慣れない苦手系な世界も体験して、回り道をすることで、本当に好きなセンスをはじめ、その逆と、多くを学べた気がしています。^^ 1日も早く「ジェーンとシャルロット」のDVDが出来て、アールグレイを飲みながら、ゆっくりと楽しめる日も待ち遠しいものです。 このフィルムに合いそうな『 アールグレイ・クラシック 』は、商品のご用意が整っています。 『 スウィート・アールグレイ 』は、秋頃に入荷する予定です。 香りのいい素敵な紅茶は、湿度の高い昨今の気分転換に最適です。 どうぞ、ゆったりと、心地よいお茶の時間をお過ごしください♪
by enchan-the
| 2023-08-09 19:55
| フランス紅茶
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