昨日あたりから、少しづつ、朝には冬の気配を感じるようになりました。 それにしても、賑やかすぎる今週は、すでに一月分の仕事を終わらせたような感じですが、 ティーブレンダー嬢の誕生日が過ぎると...こんどはENCHAN-THÉの誕生日がやってきて。 おかげさまで19歳を迎えることができました。 Un très grand merci à vous !! こんなに遠くまで来ることができるとは考えてもいませんでしたが、本日は、みんなの仕事を横取りして、ひさしぶりに紅茶の袋詰めをしてみました。 たしかに、いちばん大好きだった仕事。いつから離れて....できなくなってしまったかな。 フランスから届いた茶袋を開けて、たまらなく素敵な香りに包まれながら、紅茶の中にぎっしりと入っているピンク色のバラの花びらや紫色のモーヴの花びら、りんごやフランボワーズの果肉にうっとりして、なんて幸せな時間だろうとわくわくしていた気持ち。 ずいぶん前に少し遠くへ置いてきてしまっていたようです。 もう20年にもなるのでした。知らない街まで電車で5時間もかけて、緊張しながらティーブレンダー嬢を訪ねたことや、ブリジットから山のようなお茶のサンプルをダンボール箱いっぱいにもらって、翌日、大荷物をかかえて、また電車で5時間もかけて滞在していた街に戻ったこと。なんて幸せなできごとが起こったんだろうと、大急ぎでミシェルやお師匠たちに知らせたくて、駅から家に戻る道を早足で歩いたことをフト、思い出しました。 そう、行き交う人みんなにその宝物を見せたくなったくらい。「私、日本に帰って紅茶の仕事を始めることに決めたのー!」って。ものすごく嬉しかった。 幸せなことに、あの時であった人、お世話になった人とは今でも仲良くしてもらっているのですけれど、不思議と、あの街には、もう、知っている人は誰もいないのです。懐かしくて行ってみたい気もするけれど、寂しくなりそうでまだしばらくは行けそうもないかな。 ここが始まり。洞窟のようなお店の中は、ものすごく奥行きがあって広いのですが、一歩入るとフランスらしいお茶の香りでいっぱいでした。(カタログに載せているのはこのあとの移転後のお店です) お師匠その2↑ この頃は、お茶といっしょに少しだけ珈琲も売っていました。当時でお茶は200種類くらい。そのあと400種類くらいに増やしたのでした。(珈琲は終了) お師匠たちの店がとても「オリジナル」だったから、そうするのが当たり前だと思って。 完成してしまっている小ぎれいなブランドや、できあがっているものをただ右から左へ流すだけの仕事は、自分には意味がないと思って。 はじめは、何かを作りたかったというよりも、1日も早く、この嬉しさや幸せな気持ちになれる「お茶の時間」を日本の人たちに紹介したいという想いの方が大きかったような気がします。 フランスの人たちからもうらやましがられるようになった『ENCHAN-THÉ : アンシャンテ』という名前を延々...考えて。考えて、感じながら、試行錯誤して。オリジナルで作ったのだったなあと、懐かしく思い返しました。 懐かしいアーティスト一家のサロン。私がお世話になった数ヶ月後には引っ越してしまったので、ホントに素敵なタイミングだったようです。このポットで淹れてもらった1杯の紅茶から、ENCHAN-THÉがはじまってしまったのですから。 今日は懐かしさでいっぱい。 これからフランスのみなさんにゆっくりと、MERCI CARDを書いて送ろうと思います。 ENCORE MERCI à vous tous !!!! *おかげさまでクリスマスの紅茶(小売分)は過去最速で、おそらく今月中にはなくなりそうです。たくさんのご利用をありがとうございます⭐︎ 各地のお取引先様の店頭で出会えることもあるかと思いますので、その際にはぜひ!ご利用くださいませ。
by enchan-the
| 2021-11-19 15:15
| フランス紅茶
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