そして、再び、静かな時間がはじまりました。 なぜか4月は慌ただしくて、気がつけば、けっこうお疲れ;でしたので、ちょうど良いタイミングでやってきた静寂の時間が、うれしく思える日曜日です。 慌ただしいときに癒しを運んでくれるのが、お昼休みのAちゃんの子供時代のおはなし。 「スーホの白い馬」ならぬ「アXXの虹色の山羊(勝手にタイトルをつけてみました...)」!の話しに、すっかり心をつかまれて、思いっきり揺さぶられました。 彼女の家には200匹くらいの山羊がいて、山羊たちは早朝から草を食べに出かけます。昼にヤギが帰ってくると、まずは2-3人の子どもたちで全部の乳搾りをするのが日課。雨の日と冬以外はまいにち、まいにち。小さな頃から10年以上も続けていたと。 「手が痛くなって本当に疲れた!」そのあとは、搾乳したものを加工して。夕方になると、こんどは牛が帰ってくる!そうで。。。 まいにちの暮らしが生きることで、家族が力をあわせて日々の生活を営んでいくのが当然で、そうやって賢く育って、知恵があって勉強もできる彼女。根底には、力強さとやさしさと思いやりと愛情がいっぱい詰まっていて〜。ええ、産業革命以前の話ではないんですよー!つい、15-25年前の話。 ヒツジはバカだと、ヒツジとかヤギのモノマネをしてくれるのを聞いていると、少し前にハマっていた「フランス語版!アルプスの少女ハイジ」のハイジに話を聞いているようにも思えてくるけれど、とても近いものがありそうです。^^ 物理的にも広大な土地での暮らしによる視野の広さは、心の広さにも、器の大きさにもつながるように思えて、それはやはり豊かで大変贅沢なことだと。 狭いところでの密度の高い暮らしでは、近視眼的な傾向になることも、すぐ近くの人間と比べたりするような意味のないことをしたくなることも、意識して変えなければ、仕方がないのかもしれない。というように感じたりしています。 留まっているのは広がらないことで、終わっていること。 遠くに移動したいと思うけれど、まずは1歩でも前に進みたい。もちろん、思考の中でですけれど。そんな風に、ひさしぶり進化したいと思うようになったのは、なかなかうれしいことでもありました。 しばらくは、閉じこもり生活が続きそうですが、いつでもどんなときも、心は大きく広く持って、楽しく過ごしたいものですね! Aちゃんの故郷に、大きくて素敵なスポーツ施設ができたそうで。 「そうやって自然を壊しちゃうのはよくないんじゃない?」 というと、Tちゃんまで、「本当にすごーく広いから、自然は全然無くならない!」と。 まだ訪れたことのない土地なので、まったく想像ができないけれど、ほとんどの人がそのスポーツ施設を利用しに、馬でやってきて、運動したあとまた馬で帰っていく。。。というのも、なかなか想像ができないものでありました。^^; 「自転車みたいに置いておいて、馬が盗まれちゃったらどうするの?」というわたしのつまらない問いには、 「馬は自分で家に帰ってくるでしょお!(あたりまえ!)」と、2人して笑うのでした。 知らないことって、たくさんありますね。。。 虹色のヤギの話はまたの日に! Bon dimanche.
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| 2021-04-25 14:09
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